〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

石川啄木が「薄幸なる女詩人…」と日記に

[キツネノカミソリ]


山川登美子企画展 、「明星」軸に交流紹介

  • 小浜出身の明治の歌人、山川登美子(1879-1909)が、詩歌誌「明星」を中心に歌友と交流した足跡を示す企画展「詠う心・歌の友」が9月26日まで、山川登美子記念館で開かれている。
  • 企画展では、「明星」のほか、与謝野晶子、増田雅子、登美子の合同歌集「恋衣」、雅子との手作り歌集「おもかげ草紙」などを展示。鉄幹、晶子と3人で京都で紅葉を楽しんだ様子を書いた晶子の文章「朝寝髪」、登美子の訃報を聞いた石川啄木が「薄幸なる女詩人……ついに死んだのか」と記す日記などを紹介している。(土岐直彦)

(2011-08-11 朝日新聞>マイタウン>福井)

  • 山川登美子記念館