〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『石川啄木のふれんど』 啄木と小奴を中心とした人間の紡ぎがどんどん広がる

石川啄木のふれんど・小奴と紡ぐ人物列伝  —その深層心理学的考察

 著者 佐藤文彦

 出版社 柏艪舎

 発売 2022年5月 2,420円(税込)

石川啄木と所縁のある芸者小奴、彼女を取り巻く人物を深層心理学的な面から紐解く。

 

目次
第1話 石川啄木のふれんど・芸者「小奴」
第2話 啄木の短歌・大量生産現象は何故起きたのか
第3話 私は啄木に旅行記「雪中行」の続きを書かされた
第4話 小奴と下帯広警察署大津分署襲撃事件
第5話 蘭学医&陸別開拓の祖・関寛斎とピストル
第6話 啄木の小説「青地君」の深層心理
第7話 小奴と作曲家・伊福部昭との幻の養子縁組

あとがきより

啄木や小奴の研究は、文学的なサイドではなく、深層心理学的な見方から入っていった。研究を続けていると、小奴を中心とした人間の紡ぎがどんどん広がって行く。そこには、磁石型シンクロニシティを感じる。

著者
佐藤文彦[サトウフミヒコ]
1942年北海道旭川市生まれ。東洋大学法学部卒業。林野庁監査官等。創造心理&安全心理研究所所長(帯広市)。国際啄木学会会員。