〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2013-01-01から1年間の記事一覧

「啄木基金」を設け、寄付を募る

[アセビ] 「啄木終焉の地」に歌碑 東京・文京区が寄付募る 歌人石川啄木の「終焉の地」で知られる東京都文京区が、啄木が最晩年を過ごした借家の跡地周辺に歌碑や顕彰コーナーを設けようと寄付を募っている。かつては「終焉の地」を示す石柱があったが、5年…

〈何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。〉啄木。

[ハナゾノツクバネウツギ] 《作品に登場する啄木》 『NIE 新聞で自由研究 家庭で学ぶ新聞活用』 妹尾 彰著 晩成書房、2009年 ◎ コラムで学ぼう 《天声人語 2009年1月1日(木)付》 歴史の不思議の一つは、世が乱れると、まるで天に意思があるかのように英雄…

東日本大震災で全壊した工場 本格的な業務を再開

[ゲンノショウコ] 東日本大震災:全壊した岩手最古の印刷工場再建 東日本大震災で宮古市新川町の工場が全壊した「花坂印刷工業」が工場を再建、本格的な業務を再開した。明治30年代創業と県内でも最古の印刷所の一つだが、経営者の花坂康太郎さんは「インタ…

北上川沿いの「啄木であい道」を歩いた -長崎新聞-

[ホトトギス] 啄木と賢治 連休中の慌ただしい旅だったが、青森市を訪ねての帰途、岩手県盛岡市に立ち寄った。 JR盛岡駅前は観光客でにぎわっていた。翌朝、市内を流れる北上川沿いの「啄木であい道」を歩いた。石川啄木の小さな歌碑がいくつも並んでいる。そ…

「 V NAROD ! 」石川啄木記念館 10/1~11/30

[ホトトギス] 企画展「 V NAROD ! 〜人民の中へ〜」 2013年10月1日(火)〜11月30日(土) 会場:石川啄木記念館展示室 詩「はてしなき議論の後」と共に、「文学本位の文学から一足踏み出して人民の中に行きたい」と望んだ啄木の文学論と、詩「 V NAROD ! 」…

石川啄木・尾崎放哉・小野小町合同展示 釧路 9/24~10/24

[ホトトギス] 3都市短詩物語―石川啄木・尾崎放哉・小野小町合同展示 [釧路市] 釧路、鳥取、湯沢に縁の深い、短歌、俳句、川柳などの短詩型作品の著名な作者の作品を合同展示。 2013/9/24 〜2013/10/24 会場 釧路市立釧路図書館 2階一般閲覧室(釧路市幣舞…

〈うす紅く雪に流れて/入日影/曠野の汽車の窓を照せり〉石川啄木

[ホトトギス] 天地人 -東奥日報- 歌人の石川啄木は釧路新聞に勤めるため、小樽から釧路まで列車で北海道を横断する。105年前の1月のことだ。昔の列車の旅は情緒があった。〈うす紅(あか)く雪に流れて/入日影(いりひかげ)/曠野(あらの)の汽車の窓を照…

石川啄木ゆかりの市街地巡りに、買い物に、自転車活用 釧路

[ホトトギス] 釧路の長期滞在者や観光客が重宝 レンタル自転車人気 釧路市内で観光客や市民を対象にしたレンタル自転車の人気が高まっている。釧路市民活動センター「わっと」や「釧路まちなかコンシェルジュ くるる」は、避暑などで釧路を訪れる長期滞在者…

〈誰が見ても/われをなつかしくなるごとき/長き手紙を書きたき夕〉石川啄木

[フヨウ] 天声人語 朝日新聞 手紙を書くのに季節は無関係のはずだが、秋は人を、用もないのにその気にさせる。古くから、秋空に飛来する雁(かり)は懐かしい人の消息をもたらす使いとされてきた。 「雁の使い」とは手紙のこと。 そういえば石川啄木に、いか…

「ドナルド・キーン・センター柏崎」本日オープン

[ハギ] キーンさんの書斎、柏崎に開館 「日本の国文学知って」 日本文学研究者として知られ、東日本大震災後に日本国籍を取得したドナルド・キーンさんの集めた書籍や著書などを展示した「ドナルド・キーン・センター柏崎」が21日、オープンする。キーンさん…

「石川啄木にまつわる人々」講座 盛岡 10/18

[ツユクサ] 郷土の先人講座「石川啄木にまつわる人々」 2013年10月18日(金)14時〜15時30分 渋民公民館 内容 石川啄木と交友のあった盛岡市の先人たちについて学び,盛岡市の歴史について理解を深める。 講師 山崎 円 氏(盛岡市先人記念館 学芸員) 主催 …

国際啄木学会2013年大会から -下-

[ノブドウ] 啄木と釧路 国際啄木学会2013年大会から -下-国際啄木学会の2013年釧路大会が9月の7、8日の両日開かれた。 ◎シンポジウム テーマ「上京前の、啄木における北海道と釧路」 池田功さん(国際啄木学会副会長、明治大学教授)をコーディネーターに、3…

啄木の人生をたどる一冊 発売

[ツリガネニンジン] 「啄木 うたの風景」 9月14日発売 岩手日報社は、石川啄木の歌碑とその土地との関わりを紹介した書籍「啄木 うたの風景−碑でたどる足跡−」を14日発売。 昨年4月から11月まで岩手日報に34回にわたって連載した企画を一冊にまとめた。北海…

国際啄木学会2013年大会から -上-

[ワレモコウ] 啄木と釧路 国際啄木学会2013年大会から -上- 国際啄木学会の2013年釧路大会が9月の7、8日の両日開かれた。 ◎研究発表 福地順一さん(近代文学研究家)は「啄木における北海道」と題し、啄木が函館、札幌、釧路を転々とし、新聞記者などをして…

ふるさとの訛(なまり)なくせし友といてモカ珈琲は… 寺山修司

[ヨメナ] 河北抄 <ふるさとの訛(なまり)なくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし>。若い頃の寺山修司の歌だ。お気づきの方もいよう。石川啄木の<ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく>の本歌取りである。 啄木の優れた表現を切り…

啄木再生、釧路から 国際啄木学会始まる

[ヒヨドリバナ] 「啄木再生−釧路からの甦り」国際啄木学会 釧路や函館など道内各地に足跡を残した歌人・石川啄木の研究者が集まった「国際啄木学会釧路大会」が7日、釧路市で始まった。毎年全国各地で開いており、釧路では16年ぶり2回目。 今回は「啄木再生−…

釧路で国際啄木学会 9/7〜9/8

[オニドコロ] ・エンタメ倶楽部 没後101年、根強い啄木人気 北海道内10番目の愛好会 釧路で国際啄木学会も9月7日から 啄木は21歳だった1907(明治40)年5月から1年弱、函館、札幌、小樽、釧路などに滞在し、各地の青年らと交流。初の歌集「一握の砂」の第4章…

「知識」に憧れた少年時代 気象学を志した理由

研究と本とわたし 著者・コラム紹介 ○住明正氏(気象学・気象力学・独立行政法人国立環境研究所理事長) ○中田正則 (フリーライター) 「大学時代で印象に残っている本はどんなものがあるでしょうか?」 住氏:石川啄木の『ローマ字日記』(岩波文庫)。啄…

啄木と明治の盛岡を歩く 特別講座 10/26

[キンミズヒキ] NHKカルチャー/ JR 大人の休日倶楽部 共同開催特別講座 啄木と明治の盛岡を歩く〜嬉しき事の数々〜 2013年10月26日(土)13時30分〜15時30分 歌いたい事を自由に歌にした石川啄木は人民の中へと入っていきました。そんな啄木の歌が生まれた背…

「さっぽろ啄木を愛する会」設立へ 9/5

[ショウジョウソウ] 「さっぽろ啄木を愛する会」設立集会 1世紀前に北海道を漂泊した歌人石川啄木(1886-1912年)愛好者による「さっぽろ啄木を愛する会」の設立集会。 啄木をめぐる会員相互の勉強会、研究者など専門家を招いた講演会などを定期的に開き、…

石巻 歌人の石川啄木も立ち寄った

[サンゴジュ] 海辺の記憶 石巻・旧荻浜村 明治中期に栄華極める <大型船が出入り> 今から100年と少し前、はかない栄華を極めた地が牡鹿半島の西岸にある。石巻、塩釜をしのぐ宮城県内最大の外港と一時位置付けられ、勢いを失った荻浜(石巻市)だ。 <漁業…

小石川ゆかりの啄木関係の書籍を常時展示「小石川図書館」

[ゲンノショウコ] 東京のオススメ:専門図書館で新しい知識を仕入れる 日本全国に3000館以上はあると言われる図書館。なかには、一般的な図書館とは異なり、1つの分野やカテゴリーの図書や雑誌、資料を集中的に扱う専門図書館があります。今回はそんな専門図…

「たんたら」の啄木 -オノマトペの魅力

[ムラサキナツフジ] NHKラジオ第2 カルチャーラジオ 8月22日放送の概要オノマトペと詩歌のすてきな関係 「しらしら」の晶子、「たんたら」の啄木 講師 小野正弘(明治大学教授) ◎明治時代以降の短歌のオノマトペについて 「オノマトペ(擬声語・擬態語)」…

啄木が安らかな日々を送った函館 ゆかりの地巡り 9/20

[コチレドン・ヒギンシアエ] 第107回 箱館歴史散歩の会 歌人石川啄木ゆかりの地巡り 啄木の26歳の人生で、滞在期間わずか132日間でしたが、啄木にとって生涯もっとも心安らかな日々を送った函館。西部地区の東側地域のゆかりの地を巡ります。 2013年9月20日…

高校生短歌大会「短歌甲子園」北海道・旭川商が初優勝

[サンショウ] 第8回全国高校生短歌大会「短歌甲子園2013」最終日は23日、団体戦決勝トーナメントと個人戦公開決勝審査を行い、団体は北海道旭川商業高校が7回目の出場で初優勝を果たした。 団体戦 1 旭川商高(北海道) 2 秋田高(秋田) 3 気仙沼高(宮城…

啄木記念館の入館者増加のために -市民の提案

[ハギ] 盛岡市 市民の提案箱 「啄木記念館について」◎ご提案・ご意見の趣旨 啄木記念館は、2013年11月30日で、市の直営に切り替わるということを新聞報道で知りました。 啄木記念館の入館者が減った原因には,市内中心部からの交通の便の悪さがあると思いま…

啄木にふさわしく若い世代の短歌作り

[ハマナス] 啄木の古里で熱戦 短歌甲子園開幕 「短歌甲子園」として親しまれる第8回全国高校生短歌大会(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は21日、盛岡市内で開幕した。本県の7チームを含む全国36チームが出場。初日は開会式が行われ、夭折(ようせつ)…

啄木の意外な歌に光をあてて、ダメ男ぶりを笑い飛ばす

[ユズリハ] 漫画になる「文豪キャラ」 太宰は「自殺マニア」啄木の「ダメ男」荷風は「食」 イケメン文豪が闘うアクションものからグルメものまで、文豪が活躍するストーリーが相次いで描かれている 太宰治は「自殺マニア」/石川啄木の「ダメ男」ぶり笑う/…

“啄木風景印”が廃止に…朝日ビル内郵便局(朝日新聞社跡)

啄木歌碑の風景印 朝日ビル内郵便局(東京都)移転・改称のお知らせ 改称前の名称 朝日ビル内郵便局 (東京都中央区銀座6−6−7) 改称後の名称 銀座みゆき通郵便局 (東京都中央区銀座6−8−3 銀座尾張町TOWER4階) 実施年月日 2013年8月26日 風景…

『内館牧子の艶談・縁談・怨談』啄木も故郷に憎悪の感情を持ちながら・・・

[アカツメクサ] 《作品に登場する啄木》 『内館牧子の艶談・縁談・怨談』 内館牧子 潮出版社、2008年 第14話「鉛」-故郷の空は嫌い- 力尽きた時、彼女が帰ったのは故郷だった。毛嫌いした裏日本の町だった。 以来、私とはもとより。もっと親しかった友人たち…