〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「啄木基金」を設け、寄付を募る


[アセビ]


「啄木終焉の地」に歌碑 東京・文京区が寄付募る

  • 歌人石川啄木の「終焉の地」で知られる東京都文京区が、啄木が最晩年を過ごした借家の跡地周辺に歌碑や顕彰コーナーを設けようと寄付を募っている。かつては「終焉の地」を示す石柱があったが、5年前に撤去され愛好家が再建を求めていた。
  • 「終焉の地」は、茗荷谷駅から歩いて数分の住宅街にある。
  • 「呼吸(いき)すれば、 胸の中にて鳴る音あり。 凩(こがらし)よりもさびしきその音!」など最晩年も創作を続け、父一禎、妻節子、友人の若山牧水にみとられながら息を引き取った場所だ。
  • 区はふるさと納税を活用した「啄木基金」を設け、歌碑建立や顕彰コーナー設置のための寄付を募っている。寄付手続きの詳細は区のホームページで。

(2013-09-30 岩手日報