〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い息づかいに触れてみたい

〈何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。〉啄木。


[ハナゾノツクバネウツギ]


《作品に登場する啄木》
  『NIE 新聞で自由研究  家庭で学ぶ新聞活用』
    妹尾 彰著 晩成書房、2009年


◎ コラムで学ぼう
天声人語 2009年1月1日(木)付》

  • 歴史の不思議の一つは、世が乱れると、まるで天に意思があるかのように英雄や偉人が輩出することだろう。太平の世に傑物は出にくい。「英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ」の名言が歴史の本質を言い当てる。
  • 今年が生誕200年のリンカーン米大統領もその典型といえる。奴隷解放を宣言し、南北戦争の試練と国家分断の危機を乗り越え、戦争が終わるや暗殺されて天に召された。人々の敬愛はいまも揺るぎない。

(中略)

  • ひるがえってわが与野党を見わたせば、英雄らしきはどうも見あたらない。だが「天に意思がないのか」と溜(た)め息をつくなかれ。天下分け目の衆院選挙が秋までにやってくる。人物がいないと嘆かず、一票の力で将来をつかむ。天ならぬ「民の意思」の出番である。
  • 〈何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。〉啄木。心機一転への思いもひとしおの初春。ポケットの一票を研ぎ澄ましておいて、「よい事」をぐいと引き寄せる年にしたい。


1 コラムを要約してください。
2 見出し(題)をつけてください。(10字くらいで)
3 コラムを読んでどう思いましたか? 感想を書いてください。
4 調べましょう。
  ・リンカーン米大統領 ・石川啄木