[ユズリハ]
漫画になる「文豪キャラ」
太宰は「自殺マニア」啄木の「ダメ男」荷風は「食」
- イケメン文豪が闘うアクションものからグルメものまで、文豪が活躍するストーリーが相次いで描かれている
太宰治は「自殺マニア」/石川啄木の「ダメ男」ぶり笑う/「食」から迫る永井荷風らの実像
- 芥川龍之介や太宰治といった日本の文豪たちを主役に据えたユニークな漫画が続々と生まれている。(海老沢類)
- 久世番子(くぜ・ばんこ)さんのコミックエッセー『よちよち文藝部』(文芸春秋)は、近代文学の作家と名作を笑いながら学べる一冊。貧しさや病をうたう歌人、というイメージが強い石川啄木の場合、教科書には載らない意外な歌に光をあてて、ダメ男ぶりを笑い飛ばす。「目指したのは、教科書で習った近代文学を“遊ぶ”こと。お堅い作家のチャーミングな姿には発見も多いはず」(担当編集者)。
(2013-08-21 産経ニュース>エンタメ)