《 いまだから 》
♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<20>北海道旭川市 1
1 旭川駅構内 水蒸気 列車の窓に花のごと
水蒸気
列車の窓に花のごと凍てしを染むる
あかつきの色
歌の解説 近藤典彦氏 (旭川駅のパネルより)
- 1908年(明治41)1月21日 午前6時半発釧路行きの汽車へ乗った。まだ日の出前である。この日の気温は氷点下27.1度。列車のすべての窓には千変万化の模様が満遍なく凍り付いている。東南東の化雲岳あたりから射して来る紅い光がその模様を染める。
- 啄木は小樽から釧路に向かう途中旭川に下車した。わずか15時間余の滞在だった。1910年(明治43)10月、旭川滞在を回想して4首の短歌を作り、不滅の歌集『一握の砂』に編集した。2週間滞在し非常に気に入った札幌の場合でさえ4首である。旭川の印象が鮮烈であったことを物語る。
マップでは、旭川駅を表す長方形の角に「石川啄木歌碑」の印がある。
サイドパネルの口コミには写真がいくつも紹介されている。
所在地 北海道旭川市宮下通8丁目3 旭川駅構内
建立 2012年4月13日 「旭川に石川啄木の歌碑を建てる会」
啄木没後100年目「啄木忌」
(駅構内のためストリートビューはありません)