”啄木の函館暮らし”講座
- 歌人・石川啄木が、岩手で代用教員を務めた後、北海道・函館に移ってからの暮らしぶりを学ぶ講座が盛岡市で開かれました。講座は、かつて石川啄木が代用教員として教べんをとった盛岡市の旧渋民尋常小学校の校舎で開かれ、県内外の啄木ファン50人あまりが参加しました。
- 函館市文学館の藤井良江館長が講師を務め、啄木が21歳の時に渋民尋常小学校を辞めて函館に移ってからの生活について説明しました。文芸誌を編集していた啄木が生活費に困って函館でも代用教員を始めたものの「日本一の代用教員」を自負して自己流を実践していた岩手時代のような自由さがなく、2か月後には新聞社の記者も始めたことが紹介されました。
- 藤井館長は、こうした中でも啄木には常に支える仲間がいて、文学活動の展開につながったことを紹介していました。
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