〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2021-01-01から1年間の記事一覧

釧路市幣舞橋の啄木像 -北海道の川を撮る

クサギ [北海道の川を撮る!] 秋の散歩に最適な釧路川 秋の一日、釧路市幣舞(ぬさまい)橋周辺を歩いてみる。幣舞橋下流左岸に石川啄木が勤めていた港文館(旧釧路新聞社)と啄木の像があり、港湾や啄木の資料が展示されている。(2021年9月27・28日撮影…

一家の扶養責任は20歳の啄木にのしかかり…… 啄木講座

函館市文学館 石川啄木講座 「石川啄木-その生と家族達-」 一家の扶養責任は当時20歳の啄木にのしかかり、終生窮乏と云う生活と闘うことになった。 家族達の思いはいかなるものであったのか。 講師 櫻井健治(日本近代文学会会員) 日時 2021年10月1…

企画展「啄木と鉄道」盛岡 石川啄木記念館 9/28〜2022/01/23

第15回企画展「啄木と鉄道」 チラシ 石川啄木記念館 第15回企画展「啄木と鉄道」 開催期間:令和3年9月28日(火)~令和4年1月23日(日)場所:石川啄木記念館展示室 企画展示コーナー 啄木の故郷に鉄道が開通したのは、明治24年、啄木が満5歳の時でした。 …

「啄木と鉄道」石川啄木記念館の企画展 〜1/23

マユミ 岩手県盛岡市 石川啄木記念館で企画展「啄木と鉄道」 石川啄木と鉄道の関わりを紐解く企画展が盛岡市で開かれている。この企画展は啄木の故郷にある「好摩駅」の開業130周年に合わせて開かれた。 啄木は自身の歌集に「鉄道」を題材にした短歌40…

東北・民主主義の源流―石川啄木・吉野作造・徳永直を中心に 11/6

日本社会文学会2021年度秋季宮城大会 (会場参加とオンライン併用のハイブリッド開催) 東北・民主(デモク)主義(ラシー)の源流―石川啄木・吉野作造・徳永直を中心に 2021年11月6日(土)午前10時より 研究発表・講演・シンポジウム 会場 吉野作造記念館 宮城…

啄木は 国民から何故これ程愛されるのか

ムクゲ 教科書の名作を学びなおす 札幌道新文化センター大通教室 国語の教科書の定番作品を題材に、文学・俳句・短歌・詩などを新たな視点で改めて学んでいきます。 【前期10月~12月】①10/5(火) 宮沢賢治の「永訣の朝」の謎 ②10/19(火) 石川啄木の国民〈歌…

物語から見える「啄木と野口雨情」など

オオハンゴンソウ 函館文学散歩 函館道新文化センター 古くから多くの文学作品の舞台となってきた函館。物語から見える、当時の歴史や背景を解説していきます。作品を通して街の魅力を再発見しましょう。 10月 啄木と野口雨情11月 女王三輪ヒデのこと12月 文学の…

ほんの少し啄木の心知ることで心豊かに 「人間啄木研究」講座

ヒガンバナ 人間啄木研究 札幌道新文化センター講座 【残席わずかのため、お問合せください】 近代文学者の中で、啄木ほど研究されている文人はいません。しかし、伝記研究においては未だに解明されていない点も多くあります。本講座では難しい論説について…

高校生の短歌甲子園 オンライン開催

ヒガンバナ 短歌甲子園、初のオンライン開催 高校生が短歌の腕前を競う全国高校生短歌大会(通称・短歌甲子園)の決勝戦が23日、初めてオンラインで開かれ、団体戦で青森県立八戸西高が初優勝した。 団体戦の決勝の題は「会」で、「孫と会えて はしゃいだ…

中秋の名月・彩雲! 

中秋の名月 煌々としていた月に雲がかかった21時少し前。 彩雲が月を飾った。 「満月」が必ずしも「中秋の名月」と同じ日にはならないらしい。今年はそれが一緒になった。 以前に一致したのは2013年だそうだから、8年ぶりということになる。 明日はきっとい…

発行! 国際啄木学会 東京支部会会報 第27号

表紙 国際啄木学会 東京支部会会報 第27号 目次 『毎日グラフ』昭和28年4月号より 啄木ゆかりの地 貴重写真 啄木が実際生活していた太栄館(旧・蓋平館別荘)の『啄木之間』をリアルタイムで撮影した写真。 国際啄木学会東京支部会会報 第27号 2021年9月30日…

石川啄木記念館 9月20日(月・祝)から開館となる

ヤマボウシ 石川啄木記念館 「岩手緊急事態宣言」解除に伴う臨時休館期間変更のお知らせ(博物館) お客様各位 平素より博物館施設をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、当事業団管理施設を、9…

『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』 昭和という時代と愛のかたち

『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』カバー(表) 『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』 芝木 好子(著者)、山下 多恵子(編者) はじめに 編者より 芝木好子は1914(大正3)年5月7日、東京に生まれた。27歳のとき、「青果の市」で芥川賞を受賞。以後65冊…

故佐々木祐子さんの論集発行 国際啄木学会盛岡支部

論集 佐々木祐子(さちこ)「渋民のくらしと啄木」 渋民の暮らしの中から啄木生まれた 故佐々木祐子さんの論集発行 国際啄木学会盛岡支部 研究の成果周知へ 国際啄木学会盛岡支部(山田武秋支部長)は、古文書解読で啄木研究に寄与し、2020年1月に亡く…

国際啄木学会 “2021年度セミナー日程を更新” 

センニンソウ セミナー日程を更新 国際啄木学会2021年度セミナー ☆期日:2021年10月3日(日) ☆会場:Zoomミーティング ☆日程:理事会兼評議員会、総会、研究発表、シンポジウム 10:30-12:00 理事会兼評議員会 12:10-12:40 総…

臨時休館延長のお知らせ「石川啄木記念館」 9/26まで

ヨウシュヤマゴボウ 石川啄木記念館 【期間延長のお知らせ】新型コロナウイルス感染症「岩手緊急事態宣言」に伴う施設の臨時休館について(博物館) お客様各位 平素より博物館施設をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。「岩手緊急事態宣言」…

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<15>青森県八戸市 22

キンミズヒキ 《 いまだから 》 ♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<15>青森県八戸市 22 22 青森県八戸市 JR八戸駅前 啄木碑 JR八戸駅東口から100mほどのところにある黒沢酒店前に、石川啄木碑がある。啄木は1904年(明治37)上京に先立って資金調達のた…

石川啄木記念館の改修・増築する事業が進んでいる

ミズナラ 庭広く、草繁るにまかせ… 石川啄木記念館 詩のイメージ守って 玉山歴史民俗資料館と複合 進む改修・増築事業 石川啄木の詩の一つに、「家」というのがある。「場所は、鉄道に遠からぬ、心おきなき故郷の村のはづれに選びてむ。西洋風の木造のさつぱ…

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<14>青森県大間町 21

イノコヅチ 《 いまだから 》 ♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<14>青森県大間町 21 21 青森県下北郡大間町 大間崎 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる「この歌は大間崎を舞台として、小島は沖の「弁天島」であると考えられる」このよ…

〈俳壇の石川啄木〉と評価される“富田木歩”の生涯

サルスベリ 2021.9.1みすず野 朝の空気がちょっとひんやり。松本第一高校のそばを通ると、街路樹サルスベリの紅が鮮やかだった。薄いピンクというか白っぽい花を付けた木もある。月が替わった。 俳人・富田木歩の生涯を描いた小説2編、図書館で借りて読んだ…

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<13>青森県十和田市 20

フジバカマ 《 いまだから 》 ♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<13>青森県十和田市 20 20 青森県十和田市 ホテル十和田荘 十和田湖の「ホテル十和田荘」の入口右手に啄木歌碑がある。「夕雲に丹摺はあせぬ湖ちかき草舎くさはら人しづかなり」<添碑>に…

啄木は 我侭な成績優秀な美少年だった!? ~ゆかりの地を巡る旅~

ギボウシ 天才詩人・石川啄木のゆかりの地を巡る旅~石川啄木記念館から啄木祭まで~ TVアニメ啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)で人気が再燃中の詩人石川啄木。同氏の故郷である岩手県渋民村には「石川啄木記念館」があり、生い立ちや知られざる素顔…

YouTube で今年の「啄木学級 文の京講座」が視聴できます!

ワレモコウ 文京区公式チャンネル 啄木学級 文の京(ふみのみやこ)講座 ・日時 令和3年7月9日(金)・会場 文京区民センター3階会議室にて収録 第1部 講演 (57分間) ・講演 「晶子さんは姉のような気がする ~啄木日記の中の与謝野晶子~」 歌人・与謝野…

感染症の肺結核が悪化し 26歳で亡くなった啄木

ガマズミ 医師のためのお役立ち情報【第45回】 「ワクチン」ができてよかった…感染爆発した「結核」恐怖時代 結核は、結核菌が空気感染することによって広がります。最初は気管支や肺などに感染症が起こり、重症化すると全身の臓器に感染が及び、機能不全に…

短歌甲子園2021参加校 募集 啄木にふさわしく若い世代の短歌づくりを振興

サルビア・ガラニティカ 第16回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2021)参加校 募集 開催趣旨近代短歌に新しい世界を切り開いた青春の歌人,石川啄木を顕彰するとともに,啄木にふさわしく若い世代の短歌づくりを振興するため,全国の高校生を対象にした短歌大会…

岩手緊急事態宣言「石川啄木記念館【臨時休館等のお知らせ】」

オトコエシ 石川啄木記念館【臨時休館に伴う事業の中止、期間変更についてのお知らせ】 岩手緊急事態宣言発出に伴い8月24日(火)から9月12日(日)まで当館は臨時休館いたします。つきましては、下記事業を中止、期間変更することといたします。皆様…

「自分の人生の手綱を自分で握るために…」くどうれいん

フヨウ 好書好日 くどうれいんさん『氷柱の声』インタビュー 「震災もの」ではない、若者の胸の内 第165回芥川賞候補となった『氷柱(つらら)の声』(講談社)は、東日本大震災の発生時に盛岡の高校2年生だった主人公を軸に、岩手、宮城、福島にゆかり…

<石川啄木の「秋風」 田中正造の「亡国」> オンライン講座

ヤマハギ 満蒙開拓平和記念館初の展示とオンライン講座のハイブリッド企画! 特別展「満州事変」開催 会期 2021年8月1日(日)~9月30日(木) 「1931年9月18日 奉天郊外 南満州鉄道爆破」。国際連盟総会開会中に飛び込んできた極東満州での軍事衝突。…

啄木「雲は天才である」 -写真-

オトコエシ 文学周遊 石川啄木「雲は天才である」 明治時代の歌人、詩人石川啄木の小説「雲は天才である」。代用教員時代に教壇に立った渋民尋常小学校の、ある一日を題材にしている。啄木が生まれ育った盛岡市渋民地区を歩いた。 たわわに実った稲穂の向こ…

「国際啄木学会研究年報」最新号

「国際啄木学会研究年報」 第24号(2021年3月31日刊・最新号)目次 〔論 文〕 太田 登:『一握の砂』における〈犬〉の形象について-はたして〈犬〉はたんなる「生活者啄木の分身」なのか- 1 応 宜娉:「満洲国」文学者古丁における啄木の受容―そ…