〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』 昭和という時代と愛のかたち

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『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』カバー(表)

『恋する昭和 芝木好子アンソロジー

 芝木 好子(著者)、山下 多恵子(編者)

 

はじめに 編者より

  • 芝木好子は1914(大正3)年5月7日、東京に生まれた。27歳のとき、「青果の市」で芥川賞を受賞。以後65冊の著書を刊行し、数々の文学賞を受賞している。
  • 芝木好子は、男と女の物語を紡いだ作家、と言ってもいいであろう。すぐれたストーリーテラーであり、自らが造形し魂を吹き込んだ登場人物を縦横に動かし、ドラマチックに演出して、読者を飽きさせない。
  • 男が男であり、女が女であった時代──〈昭和〉の香り漂う芝木好子の小説世界を、しみじみと味わいたい。

 

 

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カバー(裏 上部)

本書の構成について(編者)

  • 収録作品は、恋愛をテーマとした短篇にしぼった。
  • 5つの項目に分け、各2篇を配した。1950年代が1篇、60年代が4篇、70年代が2篇、80年代が2篇、90年代が1篇となっている。

 

 

 

 

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目次

目次では、各章のタイトルに作品中の印象的な一節を付した。どこから読もうか迷ったときの、道しるべにしていただければ幸いである。(編者)

 

 

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カバー(裏 下部)

解説 山下多恵子

 

『恋する昭和 芝木好子アンソロジー

 芝木 好子(著者)、山下 多恵子(編者)

 発売日:  2021年09月

 出版社:  未知谷