『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』
芝木 好子(著者)、山下 多恵子(編者)
はじめに 編者より
- 芝木好子は、男と女の物語を紡いだ作家、と言ってもいいであろう。すぐれたストーリーテラーであり、自らが造形し魂を吹き込んだ登場人物を縦横に動かし、ドラマチックに演出して、読者を飽きさせない。
- 男が男であり、女が女であった時代──〈昭和〉の香り漂う芝木好子の小説世界を、しみじみと味わいたい。
本書の構成について(編者)
- 収録作品は、恋愛をテーマとした短篇にしぼった。
- 5つの項目に分け、各2篇を配した。1950年代が1篇、60年代が4篇、70年代が2篇、80年代が2篇、90年代が1篇となっている。
目次では、各章のタイトルに作品中の印象的な一節を付した。どこから読もうか迷ったときの、道しるべにしていただければ幸いである。(編者)
解説 山下多恵子
『恋する昭和 芝木好子アンソロジー』
芝木 好子(著者)、山下 多恵子(編者)
発売日: 2021年09月
出版社: 未知谷