- 放映中のNHKの連続テレビ小説「花子とアン」で登場人物のモデルとなった歌人柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん)が、北方領土について詠んだ短歌を記した直筆の色紙が根室市内の民家で見つかった。白蓮が1952年、講演で根室を訪れた際に詠んだものとみられ、後年発表した歌集に掲載される短歌の原形になっているという。
- 白蓮は太平洋戦争で長男を亡くし、戦後は平和運動に身を投じて全国各地で講演するようになった。根室市文化協会発行の「根室市百年記念文化誌」によると根室へは52年、石川啄木をしのぶ座談会に出席するため、歌人・宮崎郁雨(いくう)と共に足を延ばした。 (根室支局 丸山格史)
「歯舞を追われてかへる親の国みしや泣き志や根室燈台」
(2014-09-21 北海道新聞)
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