〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 啄木ゆかりの地「短歌甲子園2018」ボランティア募集


[センニチコウ]


第13回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2018)ボランティア募集

今年で第13回を迎える全国高校生短歌大会(短歌甲子園)は,全国の高校生が,石川啄木ゆかりの地「岩手・盛岡」に集い,熱く青春の短歌を詠み競いあいます。
このたび,全国高校生短歌大会実行委員会では,ボランティアスタッフとして大会運営をサポートしていただける方を募集しています。
「短歌が好きな方」「がんばる高校生を応援したい方」「短歌甲子園を盛り上げたい方」「ボランティアをやってみたい方」大歓迎です。ぜひ一緒に大会を盛り上げましょう。あなたの参加をお待ちしております。

  • 大会名称 第13回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2018)
  • 募集期間 平成30年7月27日(金曜日)17時まで
  • 主な活動内容 競技運営係、選手担当係など。
  • お問い合わせ 全国高校生短歌大会実行委員会事務局(盛岡市商工観光部観光交流課内)

  019-613-8391  ファクス:019-604-1717
  Eメール:kankou@city.morioka.iwate.jp


詳細



 「文学の国いわて〜啄木、賢治から未来へ〜」7/29


[カンパニュラアルペンブルー]


文学の国いわて推進事業
 講演会・シンポジウム

本県出身の芥川賞作家の若竹千佐子氏を招いて、講演会及びシンポジウムを実施します。県民の皆様も聴講可能です。

  • 日時 平成30年7月29日(日) 13:00〜15:20 (12:30開場)
  • 場所 盛岡市 いわて県民情報交流センター(アイーナ)「小田島組☆ほ〜る」
  • 内容「文学の国いわて」講演会・シンポジウム

 第1部 第158回芥川賞受賞 若竹千佐子講演会
  演題「おらおらでひとりいぐも みんなでいぐも」
  聞き手:菊池 幸見 氏(IBC岩手放送アナウンサー)
 第2部 シンポジウム
  テーマ:「文学の国いわて〜啄木、賢治から未来へ〜」
  パネリスト:達増拓也 氏(岩手県知事)、若竹千佐子 氏(作家)、平谷美樹 氏(作家)、道又力 氏(脚本家)
  コーディネーター 菊池幸見 氏(IBC岩手放送アナウンサー)

  • 講演の聴講方法 往復はがきにて応募
  • 締め切りは平成30年7月14日(土)


申込等 詳細



 講演「今を生きる啄木―閉塞に立ち向かうもの―」6/24

2018関西啄木祭へのおさそい

   新しき明日の来(きた)るを信ずといふ
   自分の言葉に
   嘘はなけれど――

 啄木の詩や短歌に親しみ 時代閉塞の今を生きる糧に!


 石川啄木が26歳でなくなって106年。
 啄木の短歌はかわることなく多くの国民から愛唱されています。
 啄木短歌の魅力とは、その現代性とは何か−ご一緒に学び、考えましょう。


2018 関西啄木祭

  • 日時 2018年6月24日(日)午後1時開場 1時30分開会
  • 場所 大阪国労会館 3階 大会議室

    大阪府大阪市北区錦町2-2 JR環状線天満駅」から徒歩5分

  • プログラム
    • 講演 田中礼氏「今を生きる啄木――閉塞に立ち向かうもの――」(講師の田中礼氏は京大名誉教授・日本ホイットマン協会会長)
    • 報告 啄木百首選の結果 「私の啄木」など
    • 歌唱 啄木短歌から

    歌手・千秋昌弘さん(男声合唱団昴団長)
    ピアノ・森二三さん

  • 貿疑応答
  • 参加費 500円(資料代)
  • 主 催 2018関西啄木祭実行委員会(代表 田中札・京大名誉教授)


記事



 函館に魅せられた石川啄木にとっての「ロシア」とは? 7/28


[アリッサム]


キャンパス・コンソーシアム函館の主催する「函館学」
 公開講座「ロシア人から見た函館と石川啄木与謝野晶子の短歌」

  • 日時 2018年7月28日(土) 13:30〜15:00
  • 講師 スレイメノヴァ・アイーダ ロシア極東連邦総合大学函館校准教授
  • 会場 ロシア極東連邦総合大学函館校
  • 受講料:無 料
  • 定 員:100名


講義概要
日本に最も近いウラジオストクを訪ねた二葉亭四迷与謝野晶子。二人はロシア、ロシア人、ロシア文化をどう受容したか?函館に魅せられた石川啄木にとっての「ロシア」、「北」のイメージとは?ロシア人の視点で、三人の日本近代文学者を中心に明治時代の日本や日露文芸関係について紹介します。この他、現代ロシアに生きづく日本文化・文学・短歌(俳句)についても触れ、明治の函館と20世紀初頭のウラジオストク、現代の日ロ間の共通点も考えます。


記事

記事



 杢太郎にとって白秋と啄木は気になる存在だった 7/27


[浮雲]


講座 木下杢太郎と白秋・啄木
 - 明治末期における交流を探る - 講師 丸井重孝氏

白秋と啄木は杢太郎にとって生涯気になる存在だったようです。観潮楼歌会・パンの会(啄木の参加は一回のみ)・「スバル」創刊など、まさに疾風怒涛の時代に交流を深めた仲間でした。本講座では白秋にも触れながら、 特に啄木を中心に、明治41年秋以降における杢太郎とのかかわりを探ってみたいと思います。
啄木は明治41年10月3日の観潮楼歌会で初めて杢太郎と出会いました。今まで会ったこともないような 人物の人格や知性に惹かれ接近していきましたが、約半年後、多元的な杢太郎への反発から決別を宣言しました。とはいえ二人の交流は全く途切れてしまったわけではなく、やがて再接近します。「国家と個人」につい て共通した問題意識を持っていたと思われます。後年、杢太郎は「北原白秋君」において「われわれのわかかつた時も/やつぱり楽しかつたな」と回想していますが、この時期に白秋や啄木などと密度の濃い交流をしたことは、杢太郎にとって大きな意味を持っていたに違いありません。
(講師メッセージ)

  • 講師   丸井 重孝氏 (伊東市立木下杢太郎記念館館長)
  • 開催日  7月27日(金) 午後2時~4時
  • 会場   世田谷文学館2階講義室

       東京都世田谷区南烏山 1-10-10

  • 参加費  会員800円 会員以外1000円
  • 申込締切 7月18日(水)必着 (応募者多数の場合は抽選)


記事



 啄木ゆかりの地巡り 盛岡天満宮・新婚の家など 7/1

学芸短信 「啄木を訪ねる道ウォーク」参加募集

  • 石川啄木記念館主催。
  • 平成30年7月1日(日) 午前9時から。盛岡天満宮や新婚の家など盛岡市内の啄木ゆかりの地を森義真館長の解説付きで巡る。
  • 参加費1500円(昼食代込み)。往復はがきで石川啄木記念館に申し込む。

(2018-06-02 岩手日報


詳細



 啄木祭 パルバースさん講演「我が友 石川啄木」 6/9


[コティヨン]


盛岡で9日「啄木祭」 講演や対談

  • 作家、劇作家、演出家のロジャー・パルバースさんが「我が友 石川啄木」と題し講演。パルバースさんと石川啄木記念館の森義真館長が「啄木からのメッセージ」をテーマに対談する。渋民小の鼓笛隊、渋民中吹奏楽部による演奏、「コールすずらん」によるコーラスも予定する。
  • パルバースさんは1944年米国生まれ、オーストラリア在住。67年の初来日以来ほぼ半世紀を日本で過ごした。

(2018-06-02 岩手日報


詳細



 啄木と牧水の深い交流 岩手とのつながり 〜9/17

牧水 啄木と深き友情 石川啄木記念館企画展

  交流伝える資料紹介

  • 石川啄木記念館(森義真館長)の企画展「啄木と若山牧水」は、盛岡市の同館で開かれている。牧水が来県した際に書いた歌幅などの資料が北上市の個人宅に残されており、16点を初展示。啄木が寄稿した牧水主宰の雑誌など計約80点の資料を通じ、牧水と啄木の交流、岩手とのつながりを紹介する。
  • 企画展は3章構成。「牧水と岩手」では、牧水が計3回来県したことを紹介。途中立ち寄った北上市では「創作」同人の福地房志家に所蔵されている「しらたまの歯にしみとほる秋の夜の酒はしずかに飲むべかりけり」の、直筆歌幅や書簡などが初めて展示された。
  • 担当学芸員鳥取邦美さんは「啄木と牧水は約1年半の短い間だが深い交流があったこと、牧水が来県して岩手に資料が残っていることを知ってほしい」と全国を旅した歌人との縁を強調した。
  • 9月17日まで。6/23、7/29,8/26の午後2時からギャラリートークがある。


(2018-06-01 岩手日報



 盛岡市と文京区は啄木を通じて交流 企画展二つ


[ビヨウヤナギ]


啄木、東京時代の軌跡…盛岡で企画展

  文京区移住から110年

  • 盛岡出身の歌人石川啄木(1886〜1912年)が、晩年を過ごした東京都文京区に移り住んでから今年で110年。東京時代の活動を写真などで紹介する企画展が、盛岡市中ノ橋通の「もりおか啄木・賢治青春館」で開かれている。盛岡市と文京区は啄木を通じて交流を深めており、今年度は友好都市協定の締結を予定している。
  • 啄木は盛岡で代用教員などを務めた後、21歳で北海道に渡り、函館や釧路などの新聞社で働きながら短歌や詩、評論を発表した。「自分の文学的運命を極度まで試験せねば」と志を抱いて1908年に上京し、著名な文人が多く活動する現在の東京都文京区に住んだ。
  • 東京では森鴎外が主催する歌会に参加。言論統制の強化を批判した評論「時代閉塞の現状」を執筆し、代表歌集「一握の砂」を刊行するなど、文学的な才能を発揮した。文京区には、啄木の終焉の地を示す歌碑や顕彰施設がある。
  • 企画展「上京110年 啄木漂泊の旅」では東京時代を中心に、啄木の軌跡を振り返る写真パネルや書簡などを展示。文京区内の啄木の住まいや、慢性腹膜炎のため入院した病院などの様子を紹介している。啄木が愛した繁華街・浅草のにぎわいも解説し、明治末期の文学の隆盛の背景も学べる。展示は7月8日まで。問い合わせは同館(019・604・8900)へ。


最期見届けた友人・若山牧水の企画展…石川啄木記念館

  • 盛岡市渋民の「石川啄木記念館」では、啄木の友人で同世代の歌人若山牧水(1885〜1928年)の企画展が行われている。牧水が主宰する文芸誌に啄木が寄稿するなどして交流し、啄木の最期も見届けた。死の直前に牧水に託された短歌の草稿ノートが代表歌集「悲しき玩具」として出版され、啄木文学を後世に残す役割を果たした。
  • 展示は牧水直筆の短歌や書簡など約80点。旅好きの牧水は県内も訪れており、北上市の歌碑の写真などを通じて岩手との縁も紹介している。9月17日まで。問い合わせは同館(019・683・2315)へ。(多可政史)

(2018-05-30 読売新聞)


記事