〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 啄木の最後をみとった “牧水の企画展” 宮崎 〜7/8

企画展
「牧水」第2弾、花にまつわる32首紹介 日向・記念文学館 /宮崎

  • 宮崎県出身の歌人若山牧水の短歌から花にまつわる歌を厳選した企画展「牧水の花」が、日向市東郷町若山牧水記念文学館(伊藤一彦館長)で開かれている。昨秋の「牧水の月」に続く「花鳥風月シリーズ」の第2弾で、若山牧水没後90年記念事業の一環。7月8日まで。
  • 牧水の短歌約9000首のうち自然に関する歌は約3800首。このうち植物は180種類が登場するという。本展では四季の花8種類ずつ計32首を解説付きで紹介している。
  • 「うっとりと ダリアの花の 咲きて居り、ひとのなやみを 知るや知らずや」(思わず見とれてしまうような美しいダリアの花が咲いている 人の悩みを知ってか知らずか)
  • 他に、180種類の植物ごとに牧水が詠んだ短歌数が分かる一覧表▽牧水の直筆作品2首▽石川啄木の最後をみとった臨終記とその時の作品3首−−なども展示し、充実した内容となっている。(勝野昭龍)

(2018-05-24 毎日新聞


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 漂泊がなければ啄木の有名な文学作品もない 5/19


[ドウダンツツジ]


「啄木漂白の旅」 外岡さんが講演 盛岡で

  • 石川啄木の生涯をたどる企画展「啄木漂泊の旅」が開催中の盛岡市の「もりおか啄木・賢治青春館」で19日(土)、ジャーナリストで作家の外岡秀俊さんによるギャラリートークがある。啄木や宮沢賢治の世界から東日本大震災を考察するルポルタージュなど、多数の著作がある外岡さんが、流浪の旅を続けた啄木を独自の視点から紹介する。
  • 外岡さんは「漂泊がなければ啄木の有名な文学作品の数々もなかった。作家になるのが夢だった啄木が窮乏に迫られるなか、傑出した短歌を次々と生み出していく北海道時代を紹介したい」と話す。
  • ギャラリートークは5月19日午後2時から。企画展は7月8日まで開かれている。問い合わせはもりおか啄木・賢治青春館(019・604・8900)へ。(本田雅和

(2018-05-15 朝日新聞


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もりおか啄木・賢治青春館



 啄木の人生にスポットをあてた展示会 〜7/8

盛岡で「啄木漂泊の旅」展/岩手

  • 様々なところに移り住みながら創作に励んだ盛岡出身の歌人石川啄木。その人生にスポットをあてた企画展が盛岡で開かれています。
  • 石川啄木は、盛岡での学生時代に短歌に目覚め、26年の短い生涯の中で、北海道、そして東京都へと住まいを転々としながら、創作活動に没頭しました。会場の「もりおか啄木・賢治青春館」には45枚のパネルが展示され、東京時代に啄木の面倒を見た盛岡市出身の言語学者金田一京助と写した写真や、東京都文京区の「啄木終焉の家」などゆかりの地の写真から、啄木の「旅多き人生」をうかがい知ることが出来ます。
  • 企画展「啄木漂泊の旅」展は、7月8日まで開かれています。

(2018-05-15 IBC岩手放送


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 「石川啄木を語る夕べ―留学生の報告と映画等を通して―」6/14


[タイツリソウ]


特定課題講座 「風に吹かれて―テントは世界を包む 2018」

  • 日時 6月11日(月)〜16日(土) 毎回18:30開場/19:00スタート
  • 会場:明治大学和泉校舎特設テント

  〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1

  • 参加費無料、事前申し込み不要
  • 主催:明治大学大学院教養デザイン研究科

  協力:テント劇団「野戦之月」


学術ワークショップ
 石川啄木を語る夕べ―留学生の報告と映画等を通して―」

  • 2018年6月14日(木)
    • コーディネーター 池田功(教養デザイン研究科「文化」コース/本学政治経済学部教授・国際啄木学会会長)
    • 報告者 劉怡臻(教養デザイン研究科博士後期課程)、応宜娉(教養デザイン研究科博士前期課程)
    • コメンテーター 井上善幸(教養デザイン研究科「思想」コース/ヨーロッパ文学及び哲学)

石川啄木は、18ヶ国に翻訳されている国際的な文学者でもある。大いに啄木について語っていただく夕べにしたい。

東方書店 催事情報)


詳細



 啄木ゆかりの地で 短歌甲子園2018 8/17〜8/19


[短歌甲子園2018 チラシ]


第13回 全国高校生短歌大会(短歌甲子園2018)参加校募集
この夏もまた,啄木ゆかりの地「岩手・盛岡」で,全国から高校生歌人たちが集い,詠み競う「全国高校生短歌大会(短歌甲子園)」を開催します。

  • 開催趣旨 近代短歌に新しい世界を切り開いた青春の歌人石川啄木を顕彰するとともに,啄木が生まれ育った盛岡市にふさわしい,若い世代の短歌づくりを振興するため,全国の高校生を対象にした短歌大会を開催します。
  • 開催日程 平成30年8月17日(金曜日)〜19日(日曜日)
  • 会期中のスケジュール(予定)
    • 8月17日(金) 開会式・組み合わせ抽選会・題詠ツアー
    • 8月18日(土)  個人戦題詠投稿
・団体戦1次リーグ・ 団体戦決勝トーナメント1回戦・敗者復活戦・題詠投稿・交流会
    • 8月19日(日)  団体戦決勝トーナメント・個人戦勝戦・表彰式・閉会式
  • 特別審査員 歌人小島ゆかりさん(コスモス短歌会)
  • 問い合わせ先

  〒020-8530 盛岡市内丸12-2
盛岡市観光交流課内「全国高校生短歌大会実行委員会事務局」
  
電話:019-613-8391

  メールアドレス:kankou@city.morioka.iwate.jp


申込み等



 講演「日本文学における啄木」文の京講座 7/6


[啄木学級 文の京講座 チラシ]


2018年 啄木学級 文の京(ふみのみやこ)講座

  • 日時 2018年7月6日(金)午後2時開演(午後1時開場)
  • 会場 文京シビックホール 小ホール(東京都文京区春日1-16-21)

講演「日本文学における啄木」
  平野啓一郎 氏 (小説家/文芸評論家)
対談「心をつかむ啄木の表現」
  平野啓一郎 氏 × 森 義真 氏(石川啄木記念館館長)

  • 講座応募方法 往復はがき(1人1枚)往信に「啄木学級受講申込」と記載し、郵便番号・住所・氏名・電話番号(文京区の在勤・在学者は勤務先・学校名も)を記入のうえ、返信用宛名を記入し下記申込先に郵送ください。申込者多数の場合は抽選とし、結果発表はハガキの発送をもって代えさせていただきます。
    • 定員 300名(うち文京区在住・在勤・在学者は180名)
    • 受講料 無料
    • 締切日 6月11日(月)必着
    • 申込先 (公財)盛岡観光コンベンション協会

     〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-10  プラザおでって4F
     TEL 019-621-8800



 啄木の最期を見届けた友人・若山牧水 企画展 5/22〜9/17


[第9回企画展チラシ]


第9回企画展「啄木と若山牧水

  • 開催期間 平成30年5月22日(火)〜9月17日(月・祝)
  • 入館料・料金 一般:300円 高校生:200円 小中学生:100円 ※市内に住所がある65歳以上と小中学生は無料
  • 場所:石川啄木記念館展示室 企画展示コーナー

旅と酒を愛し、死ぬまで歌を歌いつづけた歌人として知られている若山牧水(1885-1928)。彼もまた、啄木の友人の一人です。
明治45年4月13日には、啄木一家とともに啄木の最期を見届けました。
二人が初めて対面したのは、明治43年11月頃といわれています。それ以前から、牧水主宰の雑誌『創作』に啄木が寄稿するなど交流はありましたが、対面はしていませんでした。それ以後、牧水が啄木の下宿を訪れるなど二人の交流の跡が啄木の日記に記されています。
本展では、そんな牧水の人物像や二人の交流について紹介します。
また、岩手にも三度訪れている牧水について、大正15年11月に来県した際に世話をした福地房志[胡茄](『創作』同人)の関係資料を中心に、岩手とのつながりも紹介します。
若山牧水自筆資料など展示予定。この機会にぜひお越しください。


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[第9回企画展チラシ]


第9回企画展関連館長講演会「啄木と牧水・牧水と岩手」

  • 開催日 平成30年5月27日(日)
  • 時間 13:30〜15:30
  • 場所 渋民公民館 2階大会議室
  • 講師 石川啄木記念館館長 森義真
  • 料金 無料
  • 定員 50人

「啄木と牧水・牧水と岩手」をテーマに、当館館長・森義真(もりよしまさ)がわかりやすく紹介します。
若山牧水は啄木の臨終に立ち会った唯一の友人として知られています。
二人の交友は、明治43年の牧水主宰の雑誌『創作』から始まりましたが、啄木の部屋をよく訪れていたことが啄木日記に記されています。二人の交友について紹介するとともに、牧水が三度訪れた岩手における足跡なども紹介します。
若山牧水と啄木について、あまり詳しく知らない方も、知っているという方も、この機会にぜひお越しください。


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第9回企画展「啄木と若山牧水」ギャラリートーク

  • 開催日 平成30年5月22日(火)、6月23日(土)、 7月29日(日)、8月26日(日)
  • 時間 各日とも14:00〜14:30
  • 場所 石川啄木記念館 展示室
  • 料金 無料(入館料だけで参加できます)

第9回企画展「啄木と若山牧水」について、当館館長または学芸員がわかりやすく解説!
この機会に、ぜひお越しください。


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 講演「石川啄木―家族の歌を中心に」5/6

第138回 明治記念綜合短歌大会

  • 平成30年5月6日(日)午後1時
  • 場所 明治神宮参集殿
  • 歌会内容:入賞歌発表 表彰
  • 講演 連続短歌講座《近現代歌人の家族詠 第1回》

 「石川啄木―家族の歌を中心に」

    • 講師:小池 光 氏
  • 会費 無料


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 講座「寺山修司―啄木を追った男」5/11〜9/21


[アカシデ]


NHKカルチャー 横浜ランドマーク教室

 講座「寺山修司―啄木を追った男」
  講師 歌人・絶叫ミュージシャン 福島泰樹

故郷渋民村(岩手県)を追われ、極貧のうちに若い命を散らした悲運の天才児・石川啄木にとって、短歌は所詮「悲しき玩具」に過ぎなかった。その天才児に憧れ「啄木になりたかった」少年・寺山修司は、短歌をもって輝かしいデビューを果たし、その一人称詩型短歌で得た方法(「私性の拡散と回収」)をもって、俳句、短歌、詩、小説、放送、演劇、映画とあらゆるジャンルを席捲した。
ともに東北出身の歌人として知られる石川啄木寺山修司。こころの原郷である東北を軸に、寺山と交流のあった歌人がその詩魂を読み解きます。

  • 開催日時 5/11、6/15、7/20、8/17、9/21(金)15:30〜17:00

寺山修司石川啄木
  異境・東京 その生涯と夢
②異境としての東北
  寺山修司歌集『空には本』と石川啄木詩集『あこがれ』
③憎悪と望景としての東北
  寺山修司歌集『田園に死す』と石川啄木歌集『一握の砂』  
④非在の家族譚、瀕死の家族譚
  寺山修司未刊歌集『月蝕書簡』と石川啄木歌集『悲しき玩具』  
⑤人生最後の詩
  寺山修司「懐かしのわが家」と石川啄木「飛行機」


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 講演会「我が友 石川啄木」啄木のふるさと・渋民にて 6/9


[2018啄木祭チラシ]


2018啄木祭

 「我が友 石川啄木

  • 開催日 平成30年6月9日(土) 13:30開演 (13:00開場)
  • 場所 姫神ホール(盛岡市渋民文化会館)
  • 講師 ロジャー・パルバース氏(作家・劇作家・演出家)
  • 料金 前売1,000円 当日1,300円


今年は、作家や劇作家、演出家として知られるロジャー・パルバースさんを講師に、「我が友 石川啄木」と題し講演していただくほか、石川啄木記念館館長と「啄木からのメッセージ」をテーマに対談します。ロジャー・パルバースさんは、これまでも国内各所でも多数ご講演されており、流暢な日本語でダジャレもお好きなそうです!
当日は地元の渋民小学校鼓笛隊や渋民中学校吹奏楽部による演奏、コールすずらんによる合唱で舞台を盛り上げます。
〇なお同日、石川啄木記念館・中庭の旧齊藤家では、10:00〜13:00まで裏千家「丹しょう会」によるお茶席を開催しております。
『午前中は石川啄木記念館でお茶席を楽しみ☆午後は姫神ホールで啄木祭を楽しむ♪』そんな一日はいかがですか? この機会にぜひ、啄木のふるさと・渋民にお越しください。


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