〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木が住んだ南部煎餅屋の後の「た志満」・新社長船出 -小樽

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小樽「た志満」の店の角 (撮影 2005年)

小樽「た志満」、田島明宏さんが新社長に就任 コロナ禍も力強く船出

  • 小樽市内で飲食業を展開する「た志満(たじま)」(小樽市花園3)で1月13日、田島明宏さんが新社長に就任した。前社長の田島幸明さんは会長に就任した。
  • 同社は1973(昭和48)年、和食の職人だった田島幸明さんが創業。石川啄木が間借りして住んでいたとされる南部煎餅屋を改築し、和食料理店「た志満」を開業したのを皮切りに、花園や稲穂で多店舗展開した。
  • 田島明宏さんは1976(昭和51)年生まれ。小樽潮陵高校卒業後、大学進学のため上京。大学時代は、アメリカンフットボールに熱中した。大学3年時にはボクシングジムに入門し、プロライセンスを取得。大学卒業後は4年間、司法試験に挑戦した。最後の司法試験挑戦は実らず、料理人の道を歩もうと決めた。
  • 明宏さんは「新型コロナウイルス感染拡大により利用客が激減したため、今後の経営の見通しが立たない。昔からのお客さんを大切にしながら、道外や海外の旅行者にも来てもらえるよう店を変えていくことも必要かもしれない。地域とともに会社を発展させ、雇用も維持していかなければ」と力を込める。

(2021-01-18 小樽経済新聞)

 

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