釧路での啄木、足跡追い50年
北畠立朴さん独学研究の成果初公開/11日まで
- 啄木は現在の釧路市大町にあった関という下宿2階で寝起きしていた。北畠さんが作った下宿周辺の当時の住宅地図には、民家や商店、旅館など200軒余が手書きで記されている。
- 啄木をめぐる女性(小奴〈こやっこ〉、梅川操、三尺ハイカラ)やその他の人物に関する資料も豊富だ。新聞や雑誌記事の切り抜き、手紙や写真、戸籍などを分野ごとに整理している。
- 「学歴がなくても、努力をすれば一流の研究者になれる」。そんな執念が次々と新しい発見を生んだ。国際啄木学会理事でもある北畠さんは「啄木は私に とっては生涯の友。地味だけどやっているとおもしろい」と言う。(高田誠)
(2018-11-08 朝日新聞)