<被災資料>鴎外、漱石らの生原稿を初公開
- 宮城県亘理町教委と文化財の研究者が東日本大震災の津波や揺れで損壊した町内の家屋から救出した資料を集めた企画展「東日本大震災と救い出された資料」が14日、町郷土資料館で始まった。旧家や神社など7戸が収蔵していた美術品や日用品など200点を展示。明治、大正時代の文豪の肉筆など貴重な資料が並ぶ。
- 肉筆は、森鴎外、夏目漱石、武者小路実篤などの生原稿、石川啄木、島崎藤村、坪内逍遙らの書簡など。竹久夢二のデザイン画や岸田劉生のデッサンも公開した。一般に公開されるのは初めて。
- 企画展は3月29日まで。観覧料は一般100円、高校生50円。郷土資料館はJR亘理駅東側の悠里館1階にある。連絡先は0223(34)8701。
(2015-02-15 河北新報)
────────────────────────────────────