〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「石川啄木の世界〜うたの原郷をたずねて」仙台文学館 <その4>

啄木文学散歩・もくじ


仙台文学館・開館15周年記念特別展
 石川啄木の世界〜うたの原郷をたずねて」


啄木ゆかりの「晩翠草堂」をたずねる


入口の説明板。

「晩翠草堂」は仙台駅の西1kmほど、青葉通りと晩翠通りが交叉したところにある。


土井晩翠
  1871年(明治4)〜1952年(昭和27)。
  仙台市生まれ、詩人、英文学者、「荒城の月」の作詞者。






天地有情
青葉通りに面した入口には「天地有情」(第一詩集の題名)と刻まれた石碑が建っている。






晩翠が晩年を過ごした部屋から見る庭。
ガラスもそのままなので、景色が微かに歪んでいる。

室内のベッドは、晩翠が亡くなったときのまま残されていた。布団のストライプ模様が目に染みる。布の破れをつぎあてしてあるのがリアルだった。

説明の方にお聞きしたら、啄木が創作の手紙を届けた晩翠家はここではなく以前に住んでいた場所だそうだ。

 
(つづく)
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