〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木の家庭劇ユーモラスに 箕輪の劇団 5/24、5/25

  • (長野県上伊那郡箕輪町を拠点に活動する「劇団クラーク地方」は二十四、二十五日の両日、井上ひさし原作の「泣き虫なまいき石川啄木」を、伊那市西町の「旧井沢家住宅」で上演する。団員たちは本番を目前に控えて、けいこに励んでいる。
  • 作品は歌人石川啄木の晩年を基にした物語。啄木は創作活動に専念したいが、飲んだくれの父親ら家族に悩まされる。家族の人間もようが、愛情とユーモアたっぷりに表現される。
  • 団員たちは約三カ月間、週六回ほど集まり、けいこを重ねてきた。二十一日夜は、本番の衣装を着て場面が変わる際の動きを確認。小道具の配置や裏方の役割などの確認に時間をかけた。
  • 二十四日午後一時半開演と、二十五日午前十一時開演の席は完売。二十五日午後四時から追加公演がある。(鈴鹿雄大

(2014-05-23 中日新聞

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