〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

特集ワイド「この国はどこへ行こうとしているのか」毎日新聞


【器】


「この国はどこへ行こうとしているのか」作家・森本哲郎さん

  • 森本哲郎さんは1925年(大正14)生まれ。
  • 「ものがあふれている」。「今ほど便利な時代はない」。「今ほど閉塞感に満ちた時代はない…」。「日本は伝統を切り捨てる天才…」。
  • 僕の好きな啄木の歌。

 なつかしき冬の朝かな。
 湯をのめば、
 湯気がやはらかに、顔にかかれり。

  • 「26歳で亡くなった啄木には、死の予感があったんでしょう。…幸せは遠くにあるんじゃない。ありふれた日常の中にある…」

(2008-12-12 毎日新聞東京夕刊)