2007-10-21 石川啄木の「ココアのひと匙」 啄木 広場 【アケビの実】 「週のはじめに考える 文字の言葉 音の言葉」 東京新聞 社説 イラクから、アフガニスタンから、自爆テロの悲報が絶えません。 殺める側の心を詠んだ詩人の言葉があります。石川啄木の「ココアのひと匙(さじ)」の前半節です。 われは知る、テロリストのかなしき心を− 言葉とおこなひとを分ちがたき/ただひとつの心を、 奪はれたる言葉のかはりに/おこなひをもて語らむとする心を、 われとわがからだを敵に擲(な)げつくる心を− (2007-10-21 東京新聞WEB)