〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い息づかいに触れてみたい

「代用教員拝命 月俸十二圓」啄木 ライカ北紀行

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[トベラ]

【函館へ行って死ぬ】ライカ北紀行 —函館— 第9回

明治40年6月11日 石川一(はじめ)、函館区弥生尋常小学校代用教員拝命 月俸十二圓」

  • 明治15年の開校当初から綴られ、古びた『彌生小学校沿革誌」。その一ページに記された、石川啄木の足跡である。いまも校長室の耐火金庫に大切に保管されている。
  • 天才詩人と名が出始めた啄木をあたたかく迎えいれた、函館の文学仲間のツテで、薄給の弥生小学校代用教員となる。が、「烈しい山背の風で一本のマッ チから起った火を煽りに煽って……雲も狂ひ風も狂ひ火も狂ひ人も狂ひ巡査も狂ひ犬も狂ひ」と函館名物の大火で、勤め先の「学校も新聞社も皆焼けぬ……予が 家も危かりしが漸くにしてまぬかれたり」。

   ◦西野 鷹志 エッセイスト・写真家。

(2019-02-02 nippon.com)

 

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