[ヒイラギナンテン]
学芸余聞
若者寄稿の文芸誌を発行
- 本県ゆかりの若者たちが結成した「いわて故郷文芸部ひっつみ」は、文芸誌「ひっつみ本2」を発行した。
- 16人のメンバーから11人が俳句、短歌、随筆などを寄稿。「勤労や虹には虹の渡りかた」「アフォガード好きなあなたが好きだからわたしは車道側を歩くよ」など、それぞれの今を切り取った作品が並ぶ。「啄木と賢治」は出張先で見つけた石川啄木の歌碑や宮沢賢治の「やまなし」についてのエッセーを収めた。324円。盛岡駅ビルフェザン内の書店で販売。
- 中四国宮沢賢治研究会は会誌「論攷宮沢賢治」第16号を発行した。「『岩手毎日新聞』「文芸欄」および関連記事に見る文化伝播の諸相 その2」では、石川啄木死後の文芸欄を追い、啄木文学継承の流れの中で賢治の中学時代の短歌制作が始まったと論じた。花巻市の宮沢賢治イーハトーブ館で販売。1080円。
(2018-07-03 岩手日報)