〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 明治40年大火では啄木も影響を受けた 函館大火

「函館大火の犠牲者悼む 85回忌慰霊法要に遺族ら40人参列」 [函館新聞]

  • 1934(昭和9)年3月21日に発生し、2166人の尊い命が犠牲となった函館大火の発生から丸84年を迎えた21日、殉難者85回忌慰霊法要(函館市佛教会主催)が市慰霊堂(大森町33)で静粛に執り行われた。遺族などの一般参列者や消防関係者ら約40人が参列して犠牲者に哀悼の意をささげるとともに、大惨事を後世に伝え続けていく思いを新たにした。
  • 函館大火は、最大瞬間風速30メートル以上の強風にあおられて火はたちまち市中を駆け巡り、延々約11時間に渡って燃え続けた。罹災人口は10万2001人、2万2667世帯が被災した。
  • 函館は地形の関係から風が強く、幾度も大火に見舞われた歴史がある。1907(明治40)年の大火では石川啄木も影響を受け、職を求めて再び旅に出ている。

(2018-03-22 函館新聞


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