◎学芸余聞 <岩手日報
啄木の世界に浸る歌・朗読
- 石川啄木生誕130年にちなむ歌と朗読の会は仙台市でこのほど開かれ、約140人が啄木の世界に浸った。
- 盛岡一高出身者を中心に仙台市の「朗読のひととき三人会」、「盛岡市の「ひびき」が共催した。玉懸洋子さん、後藤弘子さん、藤川智美さんらが詩稿ノート「呼子と口笛」から8編を朗読。西野真史さんは、木村千鶴さんのピアノ伴奏で「病のごと」など9曲を歌い魅了した。
- 「三人会」の玉懸代表は、大逆事件や日韓併合のあった1910(明治43)年の啄木に関する考察も披露。「その現実に立って言葉を発した詩人、言論人となった」と評価した。
(2016-11-29 岩手日報)