〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「青森の海を臨む 石川啄木歌碑」 <その8>

啄木文学散歩・もくじ

青森県上北郡野辺地(のへじ)町 愛宕公園-1

愛宕公園入口


野辺地町愛宕公園は、1884年(明治17)に町を一望できる高台に造られた。
一禎が野辺地を訪れたのは、1879年(明治12)だから、まだこの公園は造られていなかった。






石川啄木歌碑などの説明板。

歌碑は、1912年(明治45)4月13日に生涯を閉じた啄木の50回忌にあたる1962年(昭和37)5月4日に建てられた。


ほかに松尾芭蕉の句碑などもある。







広い野原がどこまでも続く公園。

啄木歌碑は、この写真の左側の樹の繁った中腹あたりにある(写真より外側)。


園内には約700本の桜があり、4月下旬からの花の季節にはたくさんの鯉のぼりも飾られて賑わうとのこと。








愛宕公園案内図

赤線で囲んであるのが石川啄木歌碑。


<野辺地の名の由来>

野辺地という地名は、ヌップベツ(野をながれる川、ベツは大きい川を意味する)アイヌ語だという説と海岸に沿って延びた広い野原を意味する延地(のべち)からきているという説があります。この地名が記録に初めてみえるのは建武2年(1335)のことです。(「野辺地町立歴史民俗資料館」のページ)




(つづく)
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