『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて
坂道を上ったところは静かな林になっている。
墓所はこの先。
「渋川玄耳夫婦の墓」の表示板。
- 大正11年、病に倒れ、房総半島の鴨川に移転する。多分、肺結核だったらしい。大正15年東京市本郷の病院で一生を終えた。
- 遺骨は黒髪山の見える丘の麓に、父柳左衛門とともに葬られることになった。父の墓が筒江にあったのは、父が陶工として筒江窯に働いていた関係からだろう。
- イヨ夫人は83歳で昭和32年に逝去、これもその墓は玄耳の横に建てられた。
武雄市図書館
図書館は、JR佐世保線「武雄温泉」駅より徒歩15分。
図書館は、昨年4月から「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が、指定管理者として運営している。
蔵書数を倍増し、年中無休、開館時間 9時〜21時。しかも、コーヒーチェーン「スターバックス」と書店を入れ、購入した飲物を飲みながら本が読める。昨年度の来館者数は約92万人に達したという。(2014年10月15日 読売新聞)
ガラス越しに見える内部。
歴史資料館は図書館の一部にあり武雄の歴史や、医学・科学・航海術・軍学などの蘭書を多数所蔵している。
その中に「ふるさとの先人たち」として、渋川玄耳の紹介があった。
コーヒーをのみながらゆっくりと本を探し、坐り心地の良い席で読んだ。
「ふるさとの先人たち」
(つづく)
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