[ヤマボウシ]
「鉄道と文学展」 岐阜
- 小説に登場する鉄道と列車の描写の研究を進めてきた岐阜県連句協会理事長で俳誌「獅子吼」代表の大野鵠士さんの鉄道コレクションなどを紹介した「鉄道と文学展」が岐阜市のギャラリー「スペース澄」で開かれている。26日まで。
- 「物心がついたころから鉄道が好きだった」という大野さんは50年を超える鉄道マニア。会場には石川啄木や正岡子規、川端康成、夏目漱石、志賀直哉ら文豪の作品の中から、鉄道や列車を描いた場面などを展示。全国を旅して自ら撮影した鉄道とかかわりの深い写真と、長年かけて集めた鉄道グッズを紹介している。
- 大野さんは「日本の文学作品に登場する鉄道の文脈を調べると、明治、大正など当時の様子が思い浮かぶ。今でも本を読んで鉄道が出てくるとドキドキします」と話している。
(2010-06-16 毎日新聞>地域ニュース>岐阜)