〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2014-04-14から1日間の記事一覧

キーンさんが石川啄木を語る

日本文学の研究者のドナルド・キーンさんは現在、石川啄木の研究書を執筆していて、啄木がかつて4か月間滞在した函館市で初めて講演しました。 函館市内に一部が保管されている啄木の日記について「啄木の作品の中で最も感動したもので、中でもローマ字で書…

函館愛した啄木を語る ドナルド・キーンさんが講演

米コロンビア大名誉教授で日本文学研究の第一人者、ドナルド・キーンさんが12日、函館ゆかりの歌人石川啄木の命日(4月13日)を前に函館市内で講演した。啄木の日記を研究した成果から「函館は啄木が最も愛したマチです」などと語った。 演題は「日記にあら…

東日本大震災の津波によって、多くの文化財が…

東日本大震災の津波によって、多くの文化財が流失した。復元や整理などが行われているが、その被害は今なお大きな痛手となっている。 高田松原には、岩手県出身の歌人・石川啄木の歌碑も建てられていたが、津波によって流された。碑には「いのちなき砂のかな…

斜面

1912(明治45)年のきょう、歌人石川啄木は肺結核のため、東京・小石川の自宅で26年の短い生涯を閉じた。晩年の啄木は、亡くなる2年前に起きた思想弾圧の大逆事件をきっかけに日本の政治のあり方に鋭い目を向けるようになっていく。 事件発覚から3カ月後、日…

啄木忌

[シキミ] 啄木忌 下野新聞>雷鳴抄 <東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる>高校時代のある時、図書室で書棚から取り出したのは石川啄木の詩集「一握の砂」だった。 県南の某市から東京の大学に進学し、下宿住まいをしていたころ、地元に戻っ…