『さびしさを紡ぐ ハンセン病を生きるということ』
著者 山下多恵子 出版社 未知谷


はじめに
二〇〇七年秋から翌年の春にかけて、NHK文化センター盛岡教室で、ハンセン病文学の講座を持たせていただきました。本書はそこでお話ししたことの一部をまとめたものです。
講座の趣旨は次のようなものでした。【らい予防法下のハンセン病療養所で、過酷な現実に堪えながら言葉を紡いだ人たちがいました。彼らの生きた姿と残した言葉をたどりながら、日本におけるハンセン病の意味を探り、同時に「ひとはなぜ歌い、なぜ書くのか」文学の原点について考えます】
目次
はじめに
第一章 無垢な言葉
第一節 閉ざされた世界・信じた未来──ハンセン病療養所の子供たち
第二節 異国の言葉で──香山末子(=金末子)とコンスタンチン・トロチェフ
第二章 ひたむきな命
第一節 「いのちの初夜」が世に出るまで
第二節 「いのちの初夜」を読む
第三節 北條民雄とは何者か
第三章 救いの器
第一節 雲母ひかる──明石海人の歌
第二節 わが心……熱く燃ゆるよ──津田治子の歌
第四章 宿命への挑戦
第一節 告発──中山秋夫の詩
第二節 島比呂志の「生田長江論」
第五章 生きること・見つめること
第一節 神谷美恵子とハンセン病
第二節 神谷美恵子という存在
あとがき
参考文献
著者
山下多恵子
国際啄木学会理事。日本ペンクラブ会員。日本近代文学会会員。
著書『海の蠍』『忘れな草』『裸足の女』『啄木と郁雨』『あふれる』『かなしき時は君を思へり』 他
『さびしさを紡ぐ ハンセン病を生きるということ』
著者 山下多恵子 出版社 未知谷
発行 2024年8月15日 定価 2,700円 + 税