「駅ものがたり」
上野駅の物語
・上野駅はいつも、素朴でどこか懐かしい。
・東京の「北の玄関口」として機能してきた。
・岩手出身の歌人・石川啄木の歌集「一握の砂」(1910年)に収められた一首「ふるさとの訛(なまり)なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」の “停車場” が上野駅であることは有名だ。
・関東大震災で消失後、1932年に鉄筋鉄骨で建て直された2代目が現在の駅舎である。当時、日本最大の駅だった。90年以上を経てもエキゾチックであり、ヨーロッパの「終着駅」のような雰囲気を残している。
(MUFG会員情報誌『PARTNER』FEB 2024)