〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木記念館資料展 来盛した物理学者湯川秀樹博士は「啄木の魂がよみがえった」と……〜5/7

ケシ

盛岡タイムス

石川啄木記念館 53年のあゆみを紹介 大規模改修での休館前に アルバムから厳選の写真展示 現天皇陛下の姿も

  • 盛岡市渋民の石川啄木記念館(森義真館長)は、収蔵資料展「記念館のアルバムから」を同館展示室で開いている。大規模改修工事に伴う5月11日からの休館を前に、53年のあゆみを同館所蔵の懐かしい写真や寄贈資料で紹介。5月7日まで。
  • 71年2月、岩手大での講演のために来盛した物理学者湯川秀樹博士が、本人の強い希望で来館したときの貴重な写真もある。湯川博士は、啄木が幼少期を過ごした宝徳寺も訪れ、ちょうど飛んできた啄木鳥(キツツキ)に「啄木の魂がよみがえった」と喜んだというエピソードもある。
  • 啄木の親族から寄せられた三浦(石川)光子関係資料からは、啄木が2歳下の妹光子に宛て、親孝行するように言いつけた書簡なども公開されている。
  • 藤田麗学芸員は「当館が地域の人たちをはじめとする多くの人に愛され、大事にされてきた歴史も感じることができる。改修工事に入る前に、多くの方に見ていただきたい」と来館を呼び掛けている。
  •  同館は玉山歴史民俗資料館との複合施設として2024年度に開館する予定。

(2023-04-15 盛岡タイムス) 

 

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