《 いまだから 》
♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<9>東京都台東区 13 14
13 上野駅構内の啄木歌碑
上野駅1階、中央改札口を入りそのまま進んだところの左、15番ホームと16番ホームの間にある。「1985年(昭和60)3月14日、東北新幹線上野乗り入れが実現した。これを記念して、同年3月19日に建立。歌碑は直径120cm、厚さ30cmの円形で鋳鉄製。(『啄木文学碑紀行』浅沼秀政 著)」。「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく 啄木 『一握の砂』」
ストリートビュー。「東京北ロータリークラブが昭和55年に三十周年を迎えたのを契機として建立計画を進めた。「新幹線が上野と東北を物理的に結ぶなら、啄木の歌碑は上野と東北の人々の心をつないでほしい」との願いがこめられている。(『啄木文学碑紀行』浅沼秀政 著)」。
14 上野商店街の啄木歌碑
上野駅前通り商店街の入口からすぐの場所にある。1986年(昭和61)、東北新幹線の上野駅乗り入れ一周年を記念して、上野駅前通り商店街振興組合が建立したものである。いつもきれい掃除がされている。
ストリートビュー。書は金田一京助博士の長男、金田一春彦氏。「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」。群馬県鬼石の桜石を使っている。歌の下に、後藤伸行氏の切り絵「旧上野駅舎」が刻まれている。ビューを回転し角度を上にすると、都営バスの後方に上野駅駅舎も見えてくる。