〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「ふるさとの訛なつかし」…「んだ」「んね」発さず

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トウヒ

うたの泉(1393)

ふるさとを離れ出会えば同郷の 二人は「んだ」も「んね」も発さず/田宮智美(たみや・ともみ)(1980年~)

  • 「んだ」「んね」の語尾は東北の訛(なま)り。それが同郷の証として親近感を持てるのに、2人は標準語で話し続けています。故郷を離れた現実を実感する場面です。
  • 石川啄木が「ふるさとの訛なつかし」と歌ってから百年以上たちますが、友人から訛りが消えてしまった寂しさを「んだ」「んね」に込めて歌っています。(梅内美華子)

(2020-10-30 河北新報

 

うたの泉(1393)ふるさとを離れ出会えば同郷の 二人は「んだ」も「んね」も発さず/田宮智美(たみや・ともみ)(1980年〜) | 河北新報オンラインニュース