〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

未公開の啄木資料展示 釧路 本行寺啄木資料館

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「一輪の赤き薔薇の花を見て 火の息すなる 唇をこそ思へ」 本行寺門前 啄木歌碑(撮影2006年)

本行寺啄木資料館が再開

  • 本行寺(釧路市弥生2、菅原顕史住職)の5代目住職、菅原弌也師の逝去に伴い1992年8月27日から活動を中断していた本行寺啄木資料館(北畠立木館長)が9日、活動を再開した。
  • 本行寺啄木資料館は1908年3月に、旧本堂で石川啄木がカルタを楽しんだことを後世に伝えるため、菅原弌也住職が啄木の文献や関連資料を丹念に集め、北畠さんに「本堂の一角に啄木資料館を開設したい」と夢を語ったのが始まり。
  • 再開に際して北畠館長は「これまで公開されていない明治41(1908)年2月29日発行で啄木に関する記述もある『釧路実業新報』(創刊号)などを展示したので、啄木愛好者はじめ多くの人に見に来てほしい」とアピールしている。
  • なお、第1回「啄木講話」は10月12日午後1時から開催の予定。

・問い合わせ 本行寺 0154・41・5329

(2020-09-10 釧路新聞