〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「姫神山登山 啄木記念館で啄木学習」など 遠足や修学旅行も

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アジサイ

秋田)市民の「学校」20年で区切り 鹿角市

  • 秋田県鹿角市で地方の視点から文化活動を続けてきた「尋常浅間学校かづの分校」が開校から20年を迎え、記念誌を発行した。20年を区切りとして「閉校」するが、関係者らは新たな活動を模索している。
  • 本校の「尋常浅間学校」は長野県松本市浅間温泉の神宮寺に1997年に開校。「分校」は99年に開校した。学校といっても、決まった校舎があるわけではない。校則は「楽しく学び、心がホカホカになること」。入学資格は国籍や宗教、年齢など一切問わなかった。補助金など支援を受けることはなく「お上に頼らない」姿勢を一貫させた。
  • 「教室」の外にも飛び出した。「姫神山登山の後は、啄木記念館で啄木学習」などテーマを決めた遠足や修学旅行も続けてきた。
  • 「お名残コンサート」として7月20日、文化の杜(もり)交流館コモッセで、音楽ユニット「六文銭」のコンサートを開く。メンバーの小室等さんは過去2回分校で音楽の授業を担当した。前売り券3千円。20年間の活動を掲載した記念誌「キラキラ輝いて20年」は送料込み1360円。いずれも問い合わせは高木さん(0186・37・3070)へ。(加賀谷直人)

(2019-06-05 朝日新聞

 

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