[上野公園]
読書「本と人と」
『続 石川啄木文献書誌集大成』佐藤 勝 さん
- JR上野駅構内15番ホームには「ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく」の啄木歌碑があります。
- 「孤独な私を励まし、慰めてくれた。ページをめくりながら、啄木が生きた時代と自分のいきている昭和30年、40年代がなぜか似ていた」
- 望郷の念を抱きつつ働き、啄木を読み、その本や資料を集めた半世紀が、今回の続『集大成』に結実。98年から2017年までに出された1万4000点余の文献名などを網羅、編著者人名索引も2200人になります。
- 「同好の士、近代文学専攻の方たちの惜しみない協力のたまものです」。今は妻と孫に寄り添い、自分への優しさと他者へのやさしさを持つ人です。
(2019-03-31 赤旗)