〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 金田一や啄木など盛岡ゆかりの地から 世界へ俳句発信


[タケニグサ]


世界へ俳句発信 盛岡市で国際大会開催

  • 盛岡市は、海外でも人気が高まっている俳句を通して盛岡の魅力を国内外に発信するため、市制施行130年を迎える2019年秋に仮称盛岡国際俳句大会を開催する。同大会実行委員会(会長・谷藤裕明市長)の設立会議が27日、盛岡市役所で開かれ、大会の概要案などが説明された。
  • 同大会は、20年の東京オリンピックパラリンピックの文化プログラムの一環と位置付け、少なくとも19年、20年の2年間の開催を見込む。
  • 大会は、1日目に石川啄木が短歌を詠んだ岩山や盛岡城跡公園など市内の観光地を巡りながら、参加者に短歌を詠んでもらうツアーを実施。2日目には、各部門の表彰、審査員による講演を予定する。
  • 設立会議で、谷藤市長は「本市は豊かな自然環境に培われた文学や舞台芸能、民俗芸能に代表される文化的土壌が脈々と市民生活の中に根付き、その歴史と風土が金田一京助石川啄木などの文学者や新渡戸稲造など盛岡ゆかりの先人を育んだ。19年に市制施行130周年、20年に東京オリンピックパラリンピックの開催を控え、盛岡の自然や風景、街並みを題材に、海外で三行詩として広く創作されている俳句を通じて、盛岡の魅力を再発見、魅力を国内外に発信し、盛岡出身の文学に造詣の深い先人を顕彰する大会にしたい」と話した。

(2018-07-27 盛岡タイムス)


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