〖 啄木の息 〗

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 短歌甲子園へ合同練習 茨城


[ビルベリー]


短歌甲子園へ競詠 18日から盛岡で大会
  合同練習「情景深く」 下館一、下妻一高

  • 高校生が短歌の出来栄えを競う「第12回全国高校生短歌大会(短歌甲子園)」に、本県の下館一高(筑西市)と下妻一高(下妻市)が出場する。両校文芸部は合同練習で競詠。与えられたテーマで制限時間内に短歌を詠んだり、審査員役の教員の質問に答えたり、18日からの本番に向けて練習に励んでいる。
  • 「テーマは『原』。制限時間は25分」。下館一高で1日に開かれた両校の合同練習。3人ずつ向かい合った生徒たちは無言で短歌を作り始めた。
  • 下館一高の先鋒、1年の林里美さんが詠んだ。「原爆を 乗り越えあの子の絶叫を 今に伝えるドームの形」。これに対し、下妻一高1年の谷嶋穂乃佳さんは「肌寒し 風に吹かれる原の上 行き場なくして消えない不安」と応じた。
  • 審査員は、短歌に詠んだ情景や言葉の使い方について繰り返し質問。講評を行い、生徒たちの表現力の向上を図った。(冨岡良一)

(2017-08-16 茨城新聞


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