◯ 石川啄木記念館で企画展
一握の砂 “深堀り” 魅力に迫る資料64点
- 歌集名の変更や、全ての歌を三行書きにしたり、表紙の色、紙質などを細かく指示。契約から最終原稿の引き渡しまでの約10日間に約260首もの新作を生み出した。歌集は12月1日に出版された。
- 企画展では、歌集ができるまでの道のりを5段階に分けてパネルで解説。内容別に5章で構成された歌集の特徴も掘り下げる。渋民や盛岡、北海道時代の「回想歌」が、都会生活の哀歓などを歌った「非回想歌」に挟まれるような形で配置。1首ごとの魅力だけでなく、歌集全体が一つの物語を作り出していると解説する。
(2017-05-26 岩手日報)
館長講演会「『一握の砂』ができるまで〜歌集の特徴とともに〜」