<仙台文学館>母あっての店…名物食堂閉店へ
- 文学者ゆかりの料理を提供することで知られた仙台文学館(仙台市青葉区)の名物レストラン「杜の小径(こみち)」が 4 月10日で閉店する。1999年の開店以来、切り盛りしていた店長三山タエ子さんが昨年 6 月に亡くなった後、長女の星経子さんが引き継いだが、「母あっての店で、代わりはできないと痛感した」と店を閉じる道を選んだ。
- 店は文学館開館と同時にオープン。翌年から同館の特別展で紹介する文学者の好物やゆかりの地の名物、作品中に登場する料理などを参考に会期中に特別メニューを提供してきた。最初に考案した石川啄木ゆかりの特製はっとは、定番メニューとして今も残る。
(2016-03-30 河北新報)
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