盛岡二高 10代の心三十一文字に 2年連続2つの短歌甲子園へ
- 盛岡二高の文学研究部は、8月に全国で開かれる二つの「短歌甲子園」に2年連続で出場する。8月18日から宮崎県日向市で開かれる「第5回牧水・短歌甲子園」と翌19日から盛岡市で開かれる「短歌甲子園2015(第10回全国高校生短歌大会)」の二つ。
- 同大会の特徴は、事前に題が発表されず、啄木ゆかりの地の題詠ツアーで時間内に歌を作ること。推敲(すいこう)の時間が限られ、日頃から言葉に関心を持ち着眼点を増やすこと、深めることも肝要となる。
- 前回補欠として参加した番澤部長は、啄木の「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」を初めて小学校時代に読んだときは解釈ができなかったという。「15歳を経た今なら、啄木さんの歌の意味が少し分かる気がする。短歌は面白い」と、啄木の郷里から出場できる喜びをかみしめる。
(2015-07-23 盛岡タイムス)
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