2014-04-23 石川啄木像[街角アートめぐり](釧路市) 啄木 広場 1972(昭和47)年、鉄道100年記念を機に、釧路市・幸町公園にSLが設置されたのと同時に、本郷新制作の「石川啄木像」が設置された。 「さいはての 駅に下り立ち 雪あかり さびしき町に あゆみ入りにき」 まさに釧路駅に啄木が下り立ったその時の情景が浮かび上がってくるような、この歌を題材に制作された啄木像。「世の底辺に足を踏まえ、天空を仰ぐ啄木」をイメージしたという像は、マントを羽織り、腕を組んで凝視する厳しい表情。本郷が、この像の14年前に制作し函館の大森海岸に設置した「思索にふける啄木坐像」とは対照的だ。(瀬戸厚志・釧路市立美術館) (2014-04-16 朝日新聞>北海道)