[モウセンゴケ]
啄木没後100年、命日に歌碑除幕 旭川
- 旭川に石川啄木の歌碑を建てる会は20日、啄木が詠んだ旭川に関する4首の歌碑と像の除幕式(午前11時から)を、啄木の没後100年の命日に当たる4月13日に行うことを決めた。式は、設置場所のJR旭川駅東コンコース隣りの旭川観光物産情報センターで開く。(岩本進)
- 同会によると、歌碑と像は一体化したもので、汽車の座席に座る啄木が窓から冬景色を見ている姿をデザインし、台座に4首の歌碑を埋め込む。4首の一つの「水蒸気 列車の窓に 花のごと 凍(い)てしを染むる あかつきの色」をイメージ化した。啄木の隣に自由に座って記念撮影できるのが最大の特徴だ。
- 歌碑と像の設置は、啄木が旭川に滞在した足跡を残そうという旭川市出身の啄木研究者、近藤典彦さん(神奈川県)の提言がきっかけ。実現化しようと、旭川の文化人や経済人らと東京旭川会の会員が昨年7月に同会を設立した。
- 現在の募金総額は約500万円。目標額のまだ6割で、同会は引き続き市民らに協力を求めている。個人1口2千円、企業1口1万円。ゆうちょ銀行の振替口座で受け付けている。詳しくは、同会事務局(柴滝建築設計事務所内)(電)0166・22・7577へ。
(2012-01-22 北海道新聞)
☆1月20日からJR旭川駅南側コンコースで「石川啄木」に関するパネル展が開かれている。