〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

斎藤佑樹「何か持っている…それは仲間」、やはり名言

  • 「何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているかを確信しました…それは仲間です」。今年から日本ハムでプレーする斎藤佑樹選手が昨年11月、東京六大学早大の優勝が決まった後に語った言葉だ。
  • 箱根駅伝の発案者は、主催した読売新聞の当時の社会部長で、歌人土岐善麿だった。
  • 同時期に歌壇にデビューした石川啄木との友情も有名だ。啄木の葬儀は、善麿の生家の寺で営まれた。しぶる新潮社を説得して、『啄木全集』を刊行させたのも善麿だ。啄木の歌が今の世に伝わるのは「仲間」のおかげだった。

(2011-01-04 産経ニュース)