〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2011-01-04から1日間の記事一覧

啄木が世の中に出た年だからなあ…編集手帳

立原道造は正月の日記に書いた。〈啄木が世の中に出た年だからなあ…〉(筑摩書房『立原道造全集3』)。詩人としては無名の数え年17歳、1930年(昭和5年)1月3日付の記述にある。 すでに故人の石川啄木が同じ年齢で文芸誌『明星』を飾ったことを発奮の材料に…

斎藤佑樹「何か持っている…それは仲間」、やはり名言

「何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているかを確信しました…それは仲間です」。今年から日本ハムでプレーする斎藤佑樹選手が昨年11月、東京六大学で早大の優勝が決まった後に語った言葉だ。 箱根駅伝の発案者は、主催した読売新聞の当時…

啄木が描いた風景画?

[仁王門草履] 啄木が描いた油絵? 奥州の高橋さん所蔵 奥州市の古美術研究家高橋勉さんが所蔵する「啄木」銘の油絵が、歌人石川啄木の作ではないかと話題になっている。 油彩はP8号で、紅葉する渓谷を描いたとみられる風景画。画面左下に縦書きで「啄木」の…