〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-06-28から1日間の記事一覧

雑記帳:啄木記念館にキツツキの親子すみ着く 盛岡

「一握の砂」などで知られる歌人・石川啄木のふるさと、盛岡市の啄木記念館の桜の木に、ペンネームの由来となったキツツキの親子がすみ着き、観光客らを楽しませている。 結核のため自宅で療養し、人生に悩んでいた啄木は、キツツキが木をたたく音を聞いて心…

短歌月評:啄木と現代=大辻隆弘

永井祐の第一歌集『日本の中でたのしく暮らす』(ブックパーク)が出た。 日曜の夕方吉祥寺でおりてそこにいるたくさんの若い人たち 鼻をすすってライターつけるおいしいなタバコってと思って上を向く 本屋さんを雨がさらってその前の道にたばこの箱が落ちて…

啄木作品は昭和歌謡に影響を与えた -北海道新聞-

[ナナカマド] 《啄木特集》啄木と音楽啄木と音楽−。意外な組み合わせと思われるかもしれないが、両者は太い線で結ばれている。叙情性に富んだ啄木作品は、昭和歌謡史を彩る歌手や作詞家、作曲家に影響を与えた。啄木自身も妻となった節子に感化され、西洋音…