南風録 南日本新聞
- 東京・JR上野駅の構内に石川啄木の歌碑が立つ。<ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく>。当時、同郷の東北人が行き交う「北の玄関口」は都会の癒やしの場だったのだろう。
- 100年余りの時を経て、携帯端末があれば遠くの家族や友人といつでも顔を見て話せるネット社会である。かつての停車場に代わる空間は自治体のアンテナショップか。
- 最近は地酒やアイスを味わえるイートインに力を入れる動きが目立つ。消費者の志向をいかにつかむか。アンテナの感度を上げて古里のアピールにつなげたい。
(2023-01-19 南日本新聞)
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