〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『強権に確執を醸す』(石川啄木、大江健三郎の言葉から)「文学座アトリエ」

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ヒサカキ

新たな才能、実習と冒険の70年 稽古場兼小劇場「文学座アトリエ」

  • 文学座が東京・信濃町の本拠に稽古場兼小劇場のアトリエを構えてから70年。緊密な小空間で本公演とひと味違う舞台を味わえるうえ、劇団内外の新たな才能に光をあてる場にもなってきた。ここで上演される作品のための「文学座アトリエの会」の意義を、2人の演出家に聞いた。
  • 委員を長く務める鵜山仁は「劇団のコップの中の嵐ではあるが、アトリエの会は『強権に確執を醸す』(石川啄木大江健三郎の言葉から)という感じ」と語る。「劇団には商業主義やスター主義も必要だが、一方で、それらに抵抗し、反抗するエスプリもないといけない。それを担ってきた」
  • 今年の3公演の演出はいずれも、伸び盛りの若手が演出を手がける。(編集委員・藤谷浩二)

(2020-03-12 朝日新聞

 

新たな才能、実習と冒険の70年 稽古場兼小劇場「文学座アトリエ」:朝日新聞デジタル