〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

ソプラノとテノールで啄木短歌の素晴らしさを 11/20


11月20日に「啄木コンサート」 声楽で短歌の世界

  • 石川啄木の生誕130年を記念した「啄木コンサート」は11月20日盛岡市渋民の姫神ホールで開かれる。雫石町出身のソプラノ田中美沙季さんと同市在住のテノール森田純司さんが出演。歌を通して啄木の魅力を伝える。
  • 田中さんは「古里や家族への気持ちなど、自分の心を素直に表した啄木の歌は、誰もが共有できると思う」と強調。森田さんは「啄木は明治時代に新しいことを考え、実行していた。両親を敬愛し、古里を歌ったすてきな歌がたくさんある」と熱く語る。2人は「歌を通して啄木の魅力を伝えたい」と意気込む。
  • 石川啄木記念館の森義真館長は「啄木短歌の素晴らしさを、ソプラノとテノールの歌声を通して堪能してほしい」と呼び掛ける。

(2016-10-31 岩手日報


石川啄木記念館 企画展
 啄木生誕130年記念 啄木コンサート

  • 2016年11月20日(日)  13:30開演
  • 場所:渋民文化会館(姫神ホール)

○ 第1部 ソプラノの調べ  出演:田中美沙季(ソプラノ)、南澤佳代子(ピアノ)
○ 第2部 テノールの響き  出演:森田純司(テノール)、平井良子(ピアノ)、伊藤八重子(ナレーション)
○ 第3部 ソプラノとテノールの競演