[ツリガネニンジン]
- 歌人石川啄木の故郷、盛岡市で19日、全国35校の高校生が短歌の腕前を競う「短歌甲子園」の決勝戦があり、団体戦で福岡県の福岡女学院高が初優勝した。個人戦は群馬県立太田高2年の須磨優樹さんが最優秀作品賞に選ばれた。
- 岩手県勢で唯一、決勝トーナメントに進出した盛岡一高は、石川啄木の母校というプライドも胸に対戦したが、準々決勝で秋田の能代高校に敗れた。
- 決勝戦の題は「火花」。福岡女学院高のリーダー北崎友香子さんは「私にはできないなんて思ってる 自分に散らす 青い火花を」と詠み、弱気な自分を静かに奮い立たせる様子を表現した。短歌の世界に魅了された高校生たちの「短歌甲子園」。彼らはこれからも三十一文字に想いを込め続ける。
(2016-08-19 共同通信、テレビ岩手、IBC岩手放送)